レオス・キャピタルワークスの
「責任投資原則」に関する考え方

『資本市場を通じて社会に貢献します』

これは、私たちレオス・キャピタルワークスの経営理念です。2003年の設立以来、私たちの日々の投資運用業務および付随する業務の中に完全に組み込まれているDNAです。「資本市場を通じて社会に貢献する」という「流れ」(古代ギリシャ語でRheos)を、人財や資本、また知恵や技術など多くの資産(Capital)を用いて「工房」(Works)で作っていくのが「Rheos Capital Works」であり、したがって、環境への配慮、社会への貢献、そして正しい企業統治がバランスよく行なわれている企業に投資を行なうことは、私たちにとって運用開始時よりごく当たり前で自然なことでした。

私たちの運用における最も重要なミッションは、お客様からお預かりした大切な資産を守りながら増やすべく、投資収益を長期的にそして安定的にあげていくことにあります。そのためには長期投資が重要であり、その際には企業価値を形成する財務情報の分析のみならず、それらの源となる企業の人的資産、顧客資産、企業統治などの非財務情報への理解とその分析が必要不可欠です。このことから、サステナビリティに係る課題への配慮をしっかり経営に織り込めている企業への投資が有効なストラテジーの一つであると考えております。

しかしながら、私たちはESG評価が高いからという一義的な理由のみによってその企業への投資を決定することはありません。仮に、現状はESG評価が低い企業であっても、その企業の持つ根源的価値に着目し、私たちが投資先企業の伴走者としてその改善を働きかけることが有効である、企業価値を高めることが出来ると判断した場合にも投資を行ないます。つまり、サステナビリティに係る課題の改善に貢献していくことそのものが、私たちの経営理念である「資本市場を通じて社会に貢献する」ことだと確信しております。レオス・キャピタルワークスはこれからもその責任を果たしてまいります。